美肌レタッチには色々好みはありますが、特にアップの写真で肌の質感なしの
写真はもったいないですよね。 今回はぼかさない美肌レタッチについて簡単に書いていきます。
今回はこちらの中年女性の顔写真を題材にします。
題材の写真は下記リンクより無料ダウンロードできます。
https://www.photo-ac.com/
画面上部タブの【レイヤー】>【レイヤーを複製】をクリックします。
※複製のショートカットはこちら Windows(ctl+j) Mac(command+ctl)
コピーした2つのレイヤーはそれぞれ役割は【美肌レイヤー】【質感レイヤー】とします。
先ほど作成した美肌レイヤー(質感レイヤーは非表示にする)に対して,
画面上部タブの【フィルター】>【ノイズ】>【ダストスクラッチ】をクリック。 この写真は【しきい値7・半径13】とします。
(値は除去したいシミなどが一番きれいになる値を設定する。)
今は肌に着目しエッジがぼけていても気ににせず、取り切れないシミなどを、 パッチツール等で除去する。
次に上層の質感レイヤーの方にハイパスを適用する。
【フィルター】>【その他】>【ハイパス】をクリック。
そうするとグレースケールになりますが、
画像のエッジを抽出してコントラストの弱い部分はグレースケールになるので
残したい肌の質感に近い数値を設定する この写真の場合は値を半径1にします。
このレイヤーもほくろや皺など目立つものは除去しておきましょう。
質感レイヤーと美肌レイヤーを2つ選択した状態で画面右下の【新規グループを作成】をクリック。
※グループ化ショートカットはこちら Windows(ctl+j) Mac(command+ctl)
グループを選択した状態で画面右下の【ベクトルマスクを追加】をAltを押しながらクリック。
そうすると黒いマスクがグループレイヤーにつきます。
ルールは白で塗ると適用され、黒で塗ると適用されません。
(そのままクリックすると白いマスクがつきます。
黒いマスクの逆で適用したくないところを黒で塗ります。
黒い部分にカーソルがついた状態のグループレイヤーに対して、ブラシツールの白色を選択し、 レタッチ効果を適用したい部分を塗る。
(質感レイヤーがグレイなのでグレイに変わります) エッジを避けて塗るのがコツです。
ここまで何をしているのかわからなかった人もここで理解することが多いと思います。
最後の仕上げです。 質感レイヤーを選択し、レイヤータブ内の【レイヤーの描画モードを選択する】をクリックし、
【通常】から【リニアライト】へ変更します。 すると肌の質感が強めに出た写真になりますので、
質感レイヤーの不透明度の数値を変更します。 不透明度【100%】からこの写真では【40%】に設定します。
(好みで調整してください) 調整が終わったらこれで完成です!
少し難しかったかもしれませんが、雑誌の表紙やファンデーションの広告に出てきそうな質感になりましたね。
最後まで見ていただきありがとうございました!