パスのオフセットを使ったグラフィックデザインを作成した際に、文字と文字の間に小さな隙間が生まれてしまいあ困った経験はありませんか?
文字の行間を調整しても埋まらない際に使えるのがアピアランスパネルの設定です。簡単2stepで解説します。
作成したグラフィックデザインのアピアランスパネルを開きます。
隙間を埋める色の塗りを選び、fxパネル → パスファインダー → 分割 を適用します。
アピアランスパネルに追加された「分割」をダブルクリックします。
するとパスファインダーオプションが表示されるので、
「分割およびアウトライン適用時に塗りのないアートワークを削除」
このチェックを外してください。
なぜ隙間が埋まるの?
デフォルトでは「塗りがない=不要なパス」と判断してIllustratorが自動的に削除してしまいます。
しかし、オフセットで作った見えない補助パスまで消えてしまうため、結果として文字間に隙間が発生してしまうのです。
そこでこのチェックを外すと、補助パスも保持されたままになるので、文字の隙間がしっかり埋まってデザインが崩れません。
この方法を使えば、文字の間にできてしまった不要な隙間を簡単に解消することができます。
特に複雑なグラフィックデザインや立体文字を作るときに役立つテクニックですので、ぜひ一度試してみてください!